香川県の西 瀬戸内海に浮かぶ 伊吹島の歴史と民俗を紹介します。


伊吹島の概要

伊吹島の位置 香川県観音寺市に属する 観音寺港より西10Kmに位置し、瀬戸内海の中央
部(燧灘)に有り、周囲5.4Kmの島
人口 人口514人 世帯数272世帯 過疎と高齢化が進んでいる
産業 讃岐うどんのだしに欠かせない いりこ(煮干しいわし)の産地 小型底曳き
網 マス網(定置網)等漁業の島
江戸時代の生業 白旗網 讃岐魚島鯛の産地 大坂ざこばへの活魚運搬 北前船 イサバ船
三十石船の船頭 西宮 宮水 の運搬
戦前の漁業 下行き上行き(西に75里東に75里)打瀬船 縛り網(鯛網)朝鮮海域への出

戦後の漁業 内海漁業の不振 減船 海の汚染 赤潮 大分県杵築市
大阪泉佐野市への移住
伊吹島の歴史 旧石器時代のナイフ型石器出土(1万年前)
縄文 弥生 古墳時代の土器の破片出土
天治元年(1124年)伊吹八幡神社勧請
石清水八幡 日吉神社領(平安 鎌倉時代)
合田 三好氏の定住
天文年間(1532〜1554年) 合田助 十郎豊浜に渡る
天正年間(1573〜1591年) 三好義兼 義茂兄弟 来住
江戸時代 三好 義浄(よしきよ)初代 政所に任ぜられる
丸亀藩領 平井の井戸完成(天和3年1683年)
太鼓台(ちょうさ)の新調(文化5年 1808年)

伊吹島の民俗
出部屋(でべや)と言う産後1ケ月間こもる産屋があった
民俗遺産として貴重なものだった 現在は跡地のみ
正月 節分 百手 神楽 秋祭り等 年中行事に古風が残る
島四国も江戸時代より始り現在も続いている
島の婚礼で連の仲間が歌う伊勢音頭も聞けなくなった
伊吹島のアクセントに古い京都のアクセントが残っていると
言語学者が注目
昔の漁具 民具 伊吹島歴史民俗資料館で展示
伊吹島へのアクセス
観光等問合せ 観音寺市役所伊吹支所 0875 29 2111
市営定期船 1日4往復 所要25分 大人片道510円
観音寺港発 7:50 11:20 15:40 17:50
伊吹島発 7:00 9:00 13:30 17:10
宿泊 春日旅館 0875 29 2416 民宿 いぶき 0875 29 2162
海上タクシー 伊吹島海上タクシー 090−7607−2244
主な 探訪コース @真浦港 <5分> A合田さん <5分> B伊吹八幡神社<5分>C伊吹歴史民
俗資料館<5分>D泉蔵院<5分>E産院跡(出部屋)<5分>F三好義兼墓<15
分>@真浦港
周囲5.4Kmの小さな島です。上記コースだと3時間あればゆっくり回れま
す。急な坂道もあります。靴は履き慣れたものがいいです。
健脚コース 滝の宮神社( 島の北西の高台 眺望は最高)
お不動さん 石門 西国三十三ケ所がある
島四国めぐり 海岸沿いに石仏がある
伊吹島の課題 昭和30年代4000人の人が住んでいた。内海漁業の不振と過疎 高齢化で江
戸時代より続く伝統行事を維持していくのも大変と聞いています。島民の叡智
で明るい展望を期待したい
HP作成者 PR 昭和26年 伊吹島に生まれました。 出部屋育ちです。伊吹島の歴史民俗に興
味を持ち調べています。いろいろな事を教えてくれた、島の古老が次々なくな
るのは寂しい限りで、何代も語り継がれた話を私達の代で途切れさすのは 残
念です。子供たちに伝えて行きたいです。このような 思いから、わからないま
ま HPを作成しました。伊吹島のご理解の一助になれば 幸いです。
メールアドレス kmiyoshi@sepia.ocn.ne.jp リンクフリー 連絡下さい





戻る
戻る